こんにちは「NIRO」です。
今回は私が実際に広告代理店で働いていた時に行っていた、検索語句の分析手法をお伝えできればと思います。
記事を読んでくれた方には分析用のテンプレートを無料で配布しておりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
リスティング広告は結局クエリ
リスティング広告を運用していると、こういったことはありませんか?
- 同一KWでの実績が悪化・良化しているが要因がわからない。
- KWは変えてないけど、先月と比較してImp.が減った・増えた。
- ブランドワード(社名、サービス名など)のCVRが急に低下した。
このようにKWの粒度での分析では辿り着けない部分が出てくると思います。
そうした際に実施してみて欲しいのが、【クエリ単位での分析】です。
クエリ単位での分析は大変
いざクエリ単位で分析をしようとして、レポートを出力したものの、ほぼ同じ意味でも色々な言い方や、形態素の前後によっても別れて出力されるため、エクセルの列が膨大になり分析が大変です。
そこでおすすめは、ある程度の粒度にまとめて分析する手法です。
今回は膨大なクエリを形態素でまとめてアウトプットする様式を作りました。(私も実際に使ってます。)
テンプレートを使った分析
では実際にクエリの分析を実施する際の方法を解説していきましょう。
アウトプット例
以下の表は、生命保険の一般ワードに配信をした際のクエリを分析したサンプルになります。
rowデータを貼り付けるだけでここまでアウトプットされますので、ここから分析を進めていく形になります。
アウトプットから分析に繋げる
上記のアウトプットからは以下のようなことが読み取れる
- 生命保険を含むクエリが一番多く、配信している大枠の領域がずれていないだろう。
- ついで多いものが、「おすすめ」を含むクエリとなっており、費用は300万円以上出ているものの、CVRが著しく低いためCVに至っていない。
- 「加入」や「申し込み」を含むクエリは比較的CVRが高く、CPAが安価に獲得できている。「加入」を含むクエリはImp.が少なく、検索数の絶対量から想像してもまだ配信の余地があると推測。
施策を考える
アウトプットから読み取れる内容から、以下のような施策が考えられるかもしれません。
- 「おすすめ」を含むクエリを実際に検索してみると、比較サイトが複数配信されており、自社のサイトの掲載順位は常に3位以下になっていた。そのため比較検討されることが非常に多く、CVRの低下につながっていたと考えられる。→おすすめを含むKWを停止、もしくはクエリ単位で除外し配信をしない状態を作る(場合によっては弱めるためKWを追加、グループ分けなどをしても良い)
- 「加入」「申し込み」を含むクエリの実績が良いことから、このクエリの配信を強化したい。具体的な施策としては、KWが登録されていなければ登録する。クエリ実績から実際にCVの取れているクエリをKWとして登録し、配信するクエリを「加入」や「申し込み」に関連するものへ拡大する。
あくまで一例ですが、こういった使い方をしてもらえると、リスティング広告の運用に幅が出るなと思います。
テンプレート配布
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以下からテンプレートをダウンロードできます。
使い方がわからないなどあれば、X(twitter)にて質問ください。
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